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愛知長久手町立てこもり発砲事件

2007年5月17日、愛知県愛知郡長久手町の民家にて。元夫婦による話し合いが行われていた。男性は元妻との復縁を強く切望していた模様。それがどうも思うような展開にならず、腹を立てた男性。回転式拳銃を取り出し、暴れ出したのだという。そして、この状況に危険性を感じた犯人の息子が警察に通報した。これが一度目の通報だ。

しばらくして現場に収まりが付いたのか、犯人の息子は連絡を入れ直す。

「父親はもう落ち着いた。警察が来ると興奮するので家には来ないで下さい。持っている拳銃はおもちゃだ。」

これが二度目の通報だ。この言葉を信じた警察は、防弾チョッキの着用は要らないと判断したようだ。向かうことになったのは長久手交番の巡査部長。現場に着くなり、犯人の発砲により被弾する。撃たれたのは首。そのまま玄関付近に倒れた。その際、犯人は自分の息子と娘にも発砲。息子の左腹部、娘の右足に撃ち込んでいる。二人は命さながら脱出することに成功したが、息子は重症。犯人は元妻を人質に立て篭りを始めた。

周辺は非常に危険な状態となっており、一般的な事件とは明らかに違った緊迫感を醸し出していた。そこで呼ばれたのはSAT。特殊部隊による事態の鎮圧化だ。結果的に元妻は脱出することができ、巡査部長の救出にも成功。そして犯人の逮捕。しかし、不幸にもSATから犠牲者を出す事にもなった。防弾チョッキを着用していたにも関わらず、外傷を負ってしまったのだ。搬送先での死亡確認。SATからの殉職者は初めてだった。

実は犯人、元暴力団組員だったという。そんなことが予め分かっていれば・・・。そして間違った情報が警察に流れていなければ・・・。悪い条件が重なり合った、例を見ない最悪の事件である。
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